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尿酸値を下げる薬の飲み方
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私の直接の知り合いじゃないのですが、痛風の人がいます。

その人、痛風なので、痛風の薬を飲んでいるのですが、
ちょっと変わった飲み方をしているのです。
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あ。
痛風の薬というのは、尿酸値を下げる薬のことね。
いわゆる、フェブリクとかザイロリックとか。


で・・
尿酸降下薬(尿酸値を下げる薬)を飲む、ということは、
普段から尿酸値が高いのですが、まあ、体質なんでしょうね。

痛風になりやすい体質(痛風体質)というのがあるのですが、
この人の場合、薬を飲まないと、知らないうちに
尿酸値が上がってしまうのです。


ところがね。
病院で尿酸値を下げる薬(ザイロリックとか)を、もらってくるのですが、
なんと・・

「飲まない」のですよ。


じゃあ、何のために病院へ行くんだ、と思うのですが・・

そのうちにね。
じわりじわりと尿酸値が上がってくるのか、
足先がピリピリし始めるのです。

これは、いわゆる、痛風の予兆とか、痛風の前兆とかいうのですが、
痛風発作が起こそうになったら、足の親指の付け根の関節とか、
足の甲とか、そういう痛風発作の好発部位に違和感を感じるのです。

つまり、自分で、そろそろ痛風発作が起こりそうな感じだ、とか
わかるのですね。


するとね、その人、やっと尿酸値を下げる薬を飲み始めるのです。

病院からは、尿酸値を下げる薬はずっと飲みなさい、毎日、
かかさず飲みなさい、と言われているはずですが、この人、
そんなこと、聞きやしません。


で・・・
尿酸値を下げる薬を飲み始めると、てきめんに、
その足のピリピリ感(痛風の予兆)が治まるのだそうで。

足の違和感が治まると、その人、
また、痛風の薬を飲むのをやめてしまうのですよ。


すると、しばらくは大丈夫なのですが、
いずれ、また、痛風の予兆である、足のピリピリ感が
やってきます。


その繰り返し。
そんなことをしている人がいるのです。


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これはね。
その人にとって
「痛風発作さえ免れたら、それで良い」
という発想なんです。

まあ、気持ちは わかります。
ものすごく、わかります。


薬を毎日飲み続けるのは、面倒だし、
薬代もバカにならないし、それに、そもそも、
薬が嫌いな人かもしれない。

もしかしたら、肝機能低下などの
痛風の薬の副作用にウンザリしているのかもしれない。


ですが、これは、教科書通りの言い方をすれば、
この人の体のためには ならない飲み方、です。

つまり、痛風の薬を
「飲んでいる時期」と「飲んでいない時期」ができるわけですから、
飲んでいる間は いいですが、飲んでいない時期は
尿酸値が元の高い数値に戻っている、と考えられます。

つまり、その尿酸値が高い時期は、
体内に尿酸結晶が少しずつ溜まってきている、ということ。


薬を飲むことだけが痛風治療じゃないかもしれませんが、
いったん、尿酸値を下げる薬を飲む、と決めたのなら、
毎日、ずっと飲み続けたほうがいいと思います。

尿酸値を下げる薬を飲んだり飲まなかったりすると、
尿酸値の数値が大きく変動しますので。

尿酸値というのは、尿酸値が上がったときに
痛風発作が起こってしまう、というイメージがありますが、
「尿酸値の数値が大きく変動したとき」にも
痛風発作が起こるのですよ。

つまり、尿酸値が大きく上がっても、また、
尿酸値が大きく下がっても痛風発作は起こりやすくなる、
ということです。


それそも、尿酸値を下げる薬というのは、
痛風発作が起こりそうなときに飲む薬ではない、ですからね。

ちなみに、
痛風発作が起こりそうなとき、
痛風発作が起こる直前に飲む薬というのは「コルヒチン」です。

コルヒチンは、痛風発作が起こる直前、もしくは直後に飲むと、
痛風発作を封じ込めてしまう作用がある薬ですが、
尿酸値を下げる作用は ありません。

コルヒチンは痛風発作を免れてくれる、ありがたい薬のように
思えますが、結局、尿酸値を下げないことには
その場しのぎに 過ぎません。

痛風発作を先送りしているだけ、と言えなくもないです。


やはり、根本的な痛風改善は、尿酸値を下げることなので。


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痛風改善の基本は、生活習慣の改善
(食事、運動、ストレス、睡眠など)ですが、
尿酸値が かなり高めになってくると
薬物療法が推奨されます(尿酸値 9.0mg/dl以上)。

尿酸値を下げる薬を飲む場合でも、
毎日、継続的に飲むことを求められます。
飲んだり飲まなかったり、というのは、
自分の体のために望ましくありませんので、
飲むなら ずっと飲み続ける。
飲まないなら、いっさい飲まない。

フェブリクやザイロリックなどの尿酸値を下げる薬は、
痛風発作を免れるための薬では ないので、
日常的に飲み続けなければ、あまり意味はありません。


でも、そんな人。
案外、多いのかもしれませんね。





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痛風に負けない。薬は飲まない。










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